【郵送・メール別】看護師の添え状マナー|失敗しない書き方と好印象のコツ
1. はじめに:添え状、正直めんどう?でも第一印象を左右する大事な書類です
転職活動で履歴書や職務経歴書はしっかり準備するのに、
「添え状(送付状)って、ぶっちゃけ必要?書いたことない…」という方、意外と多いんです。
たしかに添え状は、なくても応募できちゃいます。
でも、実は採用担当者からの“最初の印象”を左右する、ひとこと手紙のような役割を持っています。
特に、地域密着型のクリニックや中小病院では、
「この人、丁寧だな」「感じがいいな」と思ってもらえるだけで、
そのあとの書類選考がスムーズに進むケースも◎
ちょっとした心づかいが、転職成功の後押しになるかもしれません。
この記事では、看護師さん向けに、添え状の必要性・書き方・例文をやさしくまとめました。
迷ったときは、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
2. 添え状は必要?看護師の転職で送るべきケースと例外
結論から言うと、**添え状は“送ったほうが印象が良い”**書類です。
特に看護師の転職では、「人柄」や「気づかい」が大切にされる場面が多いため、
添え状ひとつで信頼感がプラスされることも◎
ただし、すべてのケースで絶対に必要というわけではありません。
以下のように、ケースによって使い分けるのがポイントです。
📮 郵送で応募書類を送る場合
➡ 基本的に添えるのがマナーです!
履歴書・職務経歴書と一緒に、表紙のような役割として同封しましょう。
とくに個人クリニックや中小規模の医療機関では「丁寧な方だな」という印象につながります。
📧 メールで履歴書を送る場合
➡ 添え状はメール本文として送るのが一般的です。
別添ファイルで作る必要はありません。
「ご担当者様 お世話になっております。◯◯と申します…」から始まる文章を本文に入れましょう。
👜 面接時に書類を持参する場合
➡ このときは添え状は不要です。
手渡しする書類の中に入っていると、逆に不自然になる場合も。
持参する際は「クリアファイルにまとめる」ことのほうが大事◎
✨ワンポイント
ナースハーバーでのご相談でもよくあるのが、
「送ったほうがいいとは聞くけど、どう書いていいかわからない」というお悩み。
大丈夫。難しく考えなくても、“ひとことお礼とご挨拶”の手紙と思えばOKです♪
3. 添え状に書くべき5つの基本要素
添え状は“シンプル&丁寧”がいちばん。
長々と自己PRを書く必要はありません◎
以下の5つのパーツを意識して構成すれば、きちんと感のある添え状ができますよ♪
① 日付
右上に「○○年○月○日」と記載します。
→書類を送った日付を明記しておくのが基本です。
② 宛名(敬称)
左上に「〇〇病院 採用ご担当者様」などと記載。
相手の氏名がわかる場合 →「院長 ○○様」
名前が不明な場合 →「採用ご担当者様」でOK
「〇〇院長 御中」はNG(二重敬語になるため)
③ 差出人情報(あなたの名前)
本文の前に、自分の名前と簡単な連絡先を記載しても◎(なくても可)
→ メールでは署名の代わりになります。
④ 本文(ごあいさつ+送付内容)
定型的な内容でOK!以下のような流れです👇
お世話になります
簡単な自己紹介(看護師としての経験年数など)
応募書類を送付した旨
選考のお願い
⑤ 結びの言葉
「何卒よろしくお願いいたします。」で締めるのが一般的。
「ご確認のほど、よろしくお願い申し上げます」などでも◎
温かみを出したいなら、「ご多忙の折恐縮ですが、よろしくお願いいたします」などもおすすめ♪
📌ポイントまとめ
手書きでもパソコンでもOK
長くなりすぎないよう、A4で1枚以内におさめる
ビジネスマナーがきちんと伝われば大丈夫です◎
4. 宛名や言葉づかいでよくある間違い
添え状は、丁寧さや礼儀が伝わる書類です。
でも実は、ちょっとした言葉づかいのミスで、かえって印象が悪くなってしまうことも…。
ここでは、**看護師さんの転職に多い“やりがちミス”**をまとめました!
❌「〇〇院長 御中」はNG
「御中」は会社・部署など“組織あて”に使う言葉で、
個人(院長など)に使うのは✕です。
👉 正しくは?
宛名が個人の場合 →「〇〇院長 様」
名前がわからない場合 →「採用ご担当者様」
院長に送るけど名前不明 →「院長先生 ご担当者様」
❌「ご担当者様 御中」もNG
これも“敬称の二重使い”になってしまうので避けましょう。
👉 正しくは?
→ 「採用ご担当者様」でOK!
❌結びがカジュアルすぎる
たとえば、「よろしくお願いします。失礼します。」などの書き方は、
メールやLINEの延長のような印象に…。
👉 正しくは?
→「ご多忙のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」
などのフォーマルな表現が安心です◎
❌病院・クリニックの正式名称を書き間違える
地味ですが、意外と多いミス!
「〇〇クリニック」なのに「〇〇病院」と書いてしまう…など。
施設名はWebサイトなどで正式名称を確認してから記載しましょう♪
✅ちょっとした言葉づかいが、丁寧な印象につながる
添え状は“完璧な内容”よりも、“思いやりと誠実さ”が伝わるかが大事。
迷ったらシンプルで丁寧な言葉にすればOKです🌿
5. 看護師向け 添え状の例文【郵送・メール別に紹介】
「書き方はわかったけど、やっぱり例文がないと不安…!」
そんな看護師さんのために、実際に使える文面をご用意しました♪
📮 郵送で送る場合の添え状 例文(A4サイズ・印刷して同封)
2025年6月9日〇〇クリニック採用ご担当者様拝啓 初夏の候、貴院ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。このたび、貴院の看護師募集に応募させていただきたく、履歴書および職務経歴書を送付いたします。これまで急性期病棟にて約4年間勤務してまいりました。今後は、より患者さま一人ひとりに寄り添える環境で働きたいと思い、貴院の求人に強く魅力を感じております。お忙しいところ恐縮ですが、ご高覧のうえ、選考の機会をいただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。――――――――――〒住所氏名電話番号メールアドレス――――――――――
📝補足
「拝啓〜敬具」はセットで使います(縦書きでも横書きでもOK)
- 「貴院」は病院やクリニックに向けた敬称です
時候のあいさつは季節に合わせて変えましょう
拝啓 新緑の候、貴院ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
続けて、自己紹介や応募の旨を書きましょう
📅 月別・時候のあいさつ一覧
1月 寒冷の候/厳寒の候/新春の候
2月 余寒の候/向春の候/残寒の候
3月 早春の候/春寒の候/浅春の候
4月 陽春の候/春暖の候/花冷えの候
5月 新緑の候/若葉の候/薫風の候
6月 初夏の候/向暑の候/梅雨の候
7月 盛夏の候/仲夏の候/猛暑の候
8月 残暑の候/晩夏の候/立秋の候
9月 初秋の候/新涼の候/涼風の候
10月 秋冷の候/紅葉の候/清秋の候
11月 晩秋の候/向寒の候/深秋の候
12月 師走の候/初冬の候/寒冷の候
📧 メールで履歴書を送る場合の添え状(メール本文に書く)
件名:看護師応募の件/〇〇〇〇(フルネーム)〇〇クリニック採用ご担当者様お世話になっております。看護師の〇〇〇〇と申します。このたび、貴院の求人を拝見し、ぜひ応募させていただきたくご連絡いたしました。履歴書および職務経歴書を添付いたしますので、ご確認いただけますと幸いです。患者さまとの関係を大切にする貴院の方針に共感し、私の経験も活かせるのではと思っております。お忙しいところ恐縮ですが、 何卒よろしくお願い申し上げます。――――――――――〇〇〇〇(氏名)電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇メールアドレス:xxxxx@example.com――――――――――
📌 テンプレをそのまま使ってもOK!
もちろん、自分の経験や想いにあわせて少し書き換えるとより丁寧な印象になります◎
6. 添え状を作るときのちょっとしたコツ
添え状はかしこまった書類ですが、完璧を目指す必要はありません◎
大切なのは「読みやすさ」と「丁寧さ」。
少し意識するだけで、印象がぐっと良くなるポイントをご紹介します♪
🌷 ① 書きすぎない!あくまで“添え状”です
添え状は「書類をお送りします」というあいさつ状のようなもの。
自己PRや志望動機を長々と書くのはNGです。
→ アピールは履歴書・職務経歴書に任せてOK!
🌷 ② フォーマルな言葉づかいを意識
「〜です!」「よろしくお願いします!」など、
カジュアルすぎる表現は避けましょう。
✕「よろしくお願いします!」
◯「何卒よろしくお願い申し上げます」
→ 少し硬いかな?くらいがちょうどいい◎
🌷 ③ 病院名・宛名のミスは超要注意!
「〇〇病院」と「〇〇クリニック」を間違えたり、
担当者名の漢字を間違えたりすると、一気に印象ダウン…。
→ 送付前に正式名称と漢字を必ずチェックしましょう。
🌷 ④ テンプレをそのままでもOK、でも“自分らしさ”をちょこっと
たとえば…
「地域に根ざした医療に共感し」
「患者さまに寄り添う姿勢に惹かれ」
など、志望先の特徴に合わせて一言加えるだけで好印象に!
🌷 ⑤ 印刷・ファイルの見た目にもひと工夫(郵送の場合)
A4サイズ、白い無地の用紙で印刷
履歴書・職務経歴書・添え状はクリアファイルにまとめる
→ 清潔感・誠実さがしっかり伝わります◎
添え状は、採用担当者が最初に目にする書類。
“はじめまして”のごあいさつとして、心をこめて準備してみましょう🍀
💡 看護師の転職 添え状 Q&A
Q1. 添え状って、書類選考にどれくらい影響するの?
A. 必須ではありませんが、好印象につながることが多いです。
特に小規模なクリニックや訪問看護では「人柄」も選考ポイントのひとつ。
添え状があることで「丁寧な方だな」と感じてもらえることがあります◎
Q2. 手書きとパソコン、どちらがいいの?
A. どちらでもOKですが、パソコン作成が主流です。
読みやすさ・整った見た目を重視するならパソコンがおすすめ。
ただし、指定があれば従いましょう!
Q3. 添え状に志望動機を書いてもいいの?
A. 簡単な言及はOK。でも詳しくは履歴書に任せて◎
「患者さまに寄り添う姿勢に共感しました」など一言添える程度なら好印象。
長文になる場合は履歴書や職務経歴書でしっかり書きましょう!
Q4. メール添付で送るとき、添え状はどうしたらいい?
A. 添え状はメール本文にそのまま書けばOKです。
わざわざPDFなどで添付する必要はありません。
「お世話になっております」から始まる文面が、添え状の代わりになります◎
Q5. 宛名がわからないときはどう書けばいい?
A.「採用ご担当者様」でOKです!
「〇〇先生 御中」などの二重敬語はNG。
相手の名前が不明な場合は、「〇〇クリニック 採用ご担当者様」が最も無難で丁寧です。
👉宛名に関して詳しくはこちらで解説しています!
Q6. 面接に書類を持参する場合も添え状は必要ですか?
A. 基本的には不要です。
直接手渡しする場面では、添え状よりも「きちんとファイリングされているか」が大切。
表紙代わりに入れる場合は、簡潔な挨拶文にとどめましょう。
Q7. 履歴書と添え状の内容がかぶっても大丈夫?
A. 多少の重複はOKです◎でも“ダイジェスト版”を意識しましょう。
添え状では「なぜ応募したか」「どんな思いか」をふんわり触れ、
詳細は履歴書でしっかり書く、という使い分けがベスト!
Q8. 病院名を間違えて送ってしまったら…?
A. 気づいた時点で、すぐにお詫びの連絡を。
たとえば「〇〇病院」と「〇〇クリニック」を取り違えた場合は、
お詫びとともに修正した書類を再送すれば誠意は伝わります。
→※そのまま放置が一番NG!
Q9. 添え状の文字数の目安は?
A. 全体で300〜500文字くらいがベスト◎
読みやすさ重視で、A4サイズ1枚以内に収めましょう。
1行の文字数や改行位置も意識すると、印象アップにつながります♪
Q10. 添え状のテンプレートを使うのってあり?
A. もちろんOK!ただし“まるごとコピペ”は避けて。
文面の骨組みを使いながら、自分の経歴や応募理由にあわせてアレンジしましょう。
1文でも“自分の言葉”があると、より好印象に◎
7. まとめ:添え状は“気づかい”を伝えるチャンス
看護師の転職活動では、「技術」や「経験」だけでなく、
“人柄”や“コミュニケーション力”が重視されることがよくあります。
添え状は、まさにその第一印象を左右するチャンス。
「この人、丁寧だな」「しっかりしてそう」
そんな風に思ってもらえるだけで、選考がスムーズに進むこともあるんです。
💡ポイントをおさらい
添え状は、郵送なら基本的に“添えるのがマナー”
メール応募では“本文が添え状代わり”に
書くべき内容は5つ:日付・宛名・自己紹介・送付内容・結び
丁寧な言葉づかいと、ちょっとした気づかいが印象UPのカギ◎
「添え状ってなんとなくハードル高そう…」と思っていた方も、
例文をもとに自分らしく整えてみれば大丈夫。
ほんの一手間で、あなたの誠実さが伝わりますよ🍃
8. 看護師の転職ならナースハーバー
「添え状、これで合ってるかな?」
「自分で書いてみたけど、これで印象悪くならない…?」
そんな風に、ひとりで悩まなくて大丈夫です。
ナースハーバーでは、履歴書や職務経歴書はもちろん、添え状の添削サポートも行っています。
あなたの経験や想いがしっかり伝わるように、一緒に整えていきましょう。
💬 ナースハーバーは、こんな方におすすめです
書類作成に不安がある
アピールポイントの伝え方がわからない
一人で転職活動を進めるのが心細い…
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