看護助手給与調査 2025年8月版
希望額が3ヶ月ぶりに下落。市場は“やや落ち着きモード”?
1. 求職者の希望賃金、3ヵ月ぶりに下落し21万円台前半に
最新のデータ(令和7年6月)によると、看護助手の求職者希望賃金の平均額は217,317円。
前月(223,469円)と比べて約6,100円の下落となり、3ヵ月ぶりに下方向への動きが出ました。
ただし、急激な落ち込みというよりは、「やや落ち着いた」といった調整感。
引き続き21万円台前半のラインは維持しており、過去2年の平均よりは高水準を保っています。
2. 求人賃金は上昇継続。“安売り求人”は減少傾向に
求人賃金(最高値):239,217円(前月比+2,373円)
求人賃金(最安値):201,286円(前月比▲1,817円)
今月は、求人賃金の最高値・最安値がともに20万円台をキープし、
市場全体が大きく崩れることなく安定推移しているのが特徴です。
最高値は令和6年9月の「243,747円」が依然としてピーク。
それを上回る水準には届かないものの、高水準圏内を維持している状態です。
一方、最安値はやや下がったとはいえ、20万円を割らないラインを死守しており、
「安すぎる求人」が減っているというポジティブな見方もできます。
3. グラフで見る、全体のトレンドと今の位置
※令和4年11月の求職者希望賃金平均額は、前後月と比較して大きく上昇していますが、データ母数が少なかった可能性や一部の高額希望者の影響によるものと考えられます。全体傾向を把握する際は、複数月の平均や流れを併せてご確認ください。
🟠 求人賃金(最高値):じわじわと上昇し、今月はついに23万9千円台。
🔵 希望賃金(平均):3ヵ月ぶりに減少し21万7千円。ただし高水準。
⚫ 求人賃金(最安値):20万円を超えるラインで安定。
💡 今月の読みどころ
希望額がやや下がったことで、施設側の提示と希望の“バランス”が取りやすい状況に
最安値も大きくは崩れず、相場の安心感が継続中
「高すぎず、安すぎず、ちょうどいい水準で話がまとまりやすい」──
そんな“今っぽい”市場感が見えてきます。
4. 8月の転職市場、“夏枠”の求人はじっくり狙えるタイミング
夏の時期は求人数が落ち着きがちですが、だからこそ出てくるチャンスもあります。
🌻 春採用後のミスマッチや退職のリカバリー
🌻 「増員は秋以降」の前倒しで、今のうちに採っておきたい施設も増加中
🌻 応募が少ないぶん、選考が通りやすく、交渉も柔軟に進みやすい
周囲が動かない時期だからこそ、「見つかる・通る・決まりやすい」の3拍子がそろうのが8月なんです。
5. 【まとめ】希望額が少し落ち着いた今は、“交渉しやすい”絶好のタイミング
今月の市場データを読み解くと──
求職者の希望額が落ち着き、「話がまとまりやすい価格帯」に入っている
求人側も、最高値を更新し、良い人材を採る動きを継続
最安値も20万円を超えており、安心して選べる相場に
転職の成功率が高まっている今こそ、「給与だけで選ばない」「中身もチェックする」が大切。
人員体制やシフトの柔軟さ
フォロー体制や離職率
見えづらい職場の“空気”
こういったことを事前に知っておけるかどうかが、後悔のない転職につながります。
6. ナースハーバーでは、“数字”と“現場のリアル”をどちらもお伝えします
ナースハーバーでは、看護助手の皆さんが安心して働ける職場探しをサポートしています。
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参考文献:厚生労働省 神奈川労働局「求人・求職バランスシート【職業安定課】令和7年度~令和3年度」(2025年06月02日参照)
※本データは、神奈川県労働局が公開している「求人・求職・賃金バランスシート(看護師/カテゴリ:37保健医療サービス職業従事者)」をもとに、令和3年4月〜令和7年6月の期間で集計し弊社独自で作成したものです。
※掲載している金額は平均値・最高値・最安値であり、すべての求人に該当するものではありません。あくまで目安としてご覧ください。
※実際の求人条件は個別に異なりますので、詳細についてはお気軽にご相談ください。