志望動機に「給料がいい」はなんでダメ?言い換え&例文まとめ【看護師さん向け】
はじめに|「給料がいい」って、なんで志望動機にしちゃダメなの?
転職のきっかけって、いろいろあると思います。
人間関係、仕事内容、夜勤がキツい…。
でも、最終的に「条件が合うかどうか」ってすごく大事ですよね。
中でも、お給料。
正直、「今より収入が良くなるなら転職したい」と思うのは、自然な感情だと思いませんか?
なのに、なぜか──
「給料がいいからです」と志望動機で言うのは“ちょっと気まずい”とか、
“本音すぎて印象が悪くなるかも…”なんて、空気がある。
「やりがい」や「自己成長」みたいな前向きワードを使わないといけない…
そんな風潮、ちょっと窮屈じゃありませんか?
もちろん、仕事にやりがいや目的を持つのも素敵なこと。
でも、生活を支えるのは現実的な“お金”です。
だから今回は、
「給料がいい」という理由を、タブー視せずに、正直に、でも好印象に伝える方法をまとめました。
看護師として、誇りを持って働きながらも、
ちゃんと“報われる環境”を求めていい。そんなあなたに読んでほしい内容です。
第1章|「給料がいい」って志望動機にしちゃダメなの?
いいえ、むしろ大事なことです
そもそも、看護師のお仕事って本当にハード。
命を預かる責任、体力的な負担、精神的ストレスも大きい。
そんな中で働き続けるには、
「それに見合った待遇」があることが大前提だと思いませんか?
だから、「給料がいい職場で働きたい」は、ちゃんとした理由なんです。
何も恥ずかしいことではありません。
でも、なぜか“表では言いづらい”風潮がある
面接や書類で「お給料が良いからです」と言うと、
どこか“ガツガツしてる”ように思われる気がする。
「この人、やりがいとかないの?」って思われるかも…。
そんなプレッシャー、感じたことありませんか?
本音を言えばみんな“条件”を見ているのに、
志望動機ではそれをうまく隠して、別の言い方を考えなきゃいけない──
それってちょっと、不自然だし、疲れますよね。
ちょっとだけマジメに解説!なんで「給料がいい」と言うと印象が悪くなるの?
「働く理由=お金」って、むしろ自然な感覚。
なのに面接や履歴書ではタブーっぽくなってしまう…。
これには、採用側の視点がちょっと関係しています。
理由①:「すぐ辞めそう」と思われるから
お給料だけが動機に見えると、「もっと条件のいい求人が出たらすぐ移るのでは?」と心配されがち。
採用にはコストもかかるため、長く働いてくれる人かどうかはとても重視されるポイントです。
理由②:「この職場じゃなくてもいいんでしょ?」と思われるから
志望動機が“給料のみ”だと、病院側からは
「ウチである必要があるのかな?」と感じられてしまうことも。
つまり「熱意」や「マッチ度」が伝わりづらくなるんです。
理由③:「やりがい」や「仕事内容への関心」が感じられないから
採用担当者は、「この人がここでやりがいを持って働けそうか」も見ています。
給料以外に何に惹かれたのかが伝わらないと、“ただ条件だけ見てる人”と思われるリスクも…。
▶ でも、それって“給料が理由なのが悪い”わけじゃない!
誤解されがちなのは、「給料が理由だから」ではなく、
それしか見ていないように見えてしまう“伝え方”なんです。
だからこそ──
少しだけ視点を変えて、自分の価値観や未来の働き方とつなげて表現することで、
本音を大切にしながら、ちゃんと伝わる志望動機になります◎
次の章では、そんな伝え方のコツになる、言い換えパターンを5つご紹介します♪
第2章|「給料がいい」志望動機の言い換えパターン5選
「給料がいいから転職したい」──
これは全然まっとうな理由です。でも、面接や書類でそのまま伝えると、
「それだけ?」とか「またすぐ辞めそう」なんて、誤解されがち。
だからこそ、自分の価値観やこれからの働き方とセットにして伝えるのがコツ◎
ここでは、“給料がいい”をベースにした言い換えパターンを5つご紹介します。
①「生活を安定させたい」
お金=生活の安心材料。だから大事。
💬 例:
「家計とのバランスを考え、安定した収入を得られる環境で働きたいと考えるようになりました。」
📌 ポイント:
・ひとり暮らし、子育て中、将来の不安…など「生活」を支える視点に置き換えると自然。
・“がっついてる感”がなくなって、むしろ誠実さが伝わります。
②「長く働き続けたい」
待遇がいい職場=無理なく長く働ける場所。
💬 例:
「安心して長く働ける職場を探しており、給与や制度面が整っている貴院に魅力を感じました。」
📌 ポイント:
・“定着率が高そう”という印象につながる=病院側にとっても安心材料。
・単なる条件目当てではなく、先を見据えた転職に聞こえる。
③「頑張った分がきちんと評価される環境がいい」
がんばっても給料が変わらない…って切ないですよね。
💬 例:
「経験や努力を正当に評価していただける環境で、より前向きに働きたいと思いました。」
📌 ポイント:
・「給料=評価」と捉え直すことで、“自分に合った環境探し”として成立◎
・真面目な姿勢もアピールできて一石二鳥。
④「スキルに見合った収入を得たい」
これまでの経験、ちゃんと報われたいよね。
💬 例:
「これまでの経験を活かしながら、スキルに見合った待遇を得られる環境を探していました。」
📌 ポイント:
・即戦力として見られたい人、経験年数が長い人におすすめ。
・「今までの頑張りをムダにしたくない」という想いが伝わる。
⑤「プライベートと両立できる働き方をしたい」
お金のことだけじゃない。時間のゆとりも含めての“待遇”。
💬 例:
「仕事と家庭を無理なく両立できる環境を重視しており、給与・制度のバランスがとれている点に惹かれました。」
📌 ポイント:
・“ライフステージの変化”に寄せると共感性アップ。
・給料+働き方=生活の質、という伝え方が好印象。
▶ まとめ:言い換えは「隠す」ことじゃない
どのパターンも、本音を無理に否定して“キレイごと”にするものではありません。
大切なのは、ちゃんと「自分の価値観」に結びつけて伝えること。
給料が大事。それは、あなたが自分の人生を大事にしている証拠です◎
だからこそ、少しだけ角度を変えて、“あなたらしい志望動機”にしていきましょう。
次章では、これらの言い換えを実際に使った【シーン別の例文】をご紹介します!
第3章|好印象を与える志望動機の例文【シーン別】
ここでは、第2章でご紹介した「言い換えパターン」をもとに、
実際に使える志望動機の例文をシーン別にご紹介します♪
面接でも履歴書でも、「伝えたいことはコレだった!」と思えるような、
本音と好印象のちょうどいいバランスを目指した文章にしています◎
シーン①|給料アップが一番の目的。でも前向きに見せたいとき
💬 例文:
「これまでの経験を活かして働ける環境を探す中で、待遇面が整っている貴院に魅力を感じました。生活面の安定も視野に入れながら、今後はより長く、前向きに仕事に向き合える職場で頑張りたいと考えております。」
📌 ポイント:
・最初に「経験を活かしたい」と前向きな意欲を見せておくのがコツ
・“お金のことだけじゃありませんよ”感を、さりげなく添える
シーン②|条件重視だけど、やりがいも少し混ぜたいとき
💬 例文:
「看護師としての経験を重ねる中で、待遇だけでなく働きやすさややりがいも重視したいと思うようになりました。貴院の制度や職場環境に惹かれ、ここで自分らしく長く働けそうだと感じています。」
📌 ポイント:
・“やりがい”を少し加えることで、バランスの取れた印象に
・条件→環境→やりがい、の順で展開すると自然
シーン③|「条件が合うから」だけに見えないようにしたいとき
💬 例文:
「これまでの職場では業務に対しての待遇面にギャップを感じることがありました。今後は、努力がしっかりと反映される環境で働きたいと思い、貴院の評価制度や待遇に魅力を感じています。」
📌 ポイント:
・“今の職場では不満がある”を正直に伝えつつ、前向きな姿勢で締める
・「なぜうち?」の問いにちゃんと答えられる形にする
シーン④|家庭やプライベートとの両立を重視したいとき
💬 例文:
「子育てと仕事を両立できる環境を探しており、給与面だけでなく勤務体制や福利厚生が整っている点に魅力を感じました。安心して長く働ける職場で、これまでの経験を活かしていきたいと考えています。」
📌 ポイント:
・「給与」と「働きやすさ」をセットで伝えると誠実な印象に
・“長く働きたい”というキーワードは信頼感アップに◎
シーン⑤|履歴書にさらっと書くとき用の短めバージョン
💬 例文(履歴書用・短文):
「待遇や制度面に魅力を感じ、これまでの経験を活かしながら長く働けると感じたため志望いたしました。」
📌 ポイント:
・履歴書では“長々書かずに印象よく”が鉄則
・キーワードは「待遇」「長く働ける」「経験活かす」あたりが安心感あり
▶ まとめ|伝えたいのは「給料が大事=自分の人生が大事」ってこと
結局のところ、「給料がいいから働きたい」って、
ちゃんと自分の生活を大事にしてるからこその発想なんですよね。
そしてそれは、決して後ろめたいことじゃない。
むしろ、まっすぐで、すごく真剣な転職理由だと思います。
だからこそ、言い換えは「本音を隠す」ためじゃなくて、
“相手に伝わる言葉に整える”ための工夫なんです◎
次章では、「やっちゃいがちだけど印象が悪くなるNG例文」をご紹介します!
第4章|ついやりがち…「給料がいいだけ」に見えるNG志望動機と改善例
「やりがいなんて言えないし、正直に“給料がいいから”って言いたい」
その気持ち、めちゃくちゃわかります。
でも、伝え方をちょっと間違えると、「この人、大丈夫かな?」って思われてしまうことも…。
ここでは、やりがちなNG例文と、好印象に変える改善例をセットでご紹介します◎
❌ NG例①:「お給料が良かったので応募しました」
💭 ぱっと見の印象:
→ 「それだけ?」「条件でしか見てないの?」と思われがち…
✅ 改善例:
「生活を支える上で安定した収入は欠かせないと感じており、待遇面が整っている貴院に惹かれました。これまでの経験を活かして、長く働ける環境だと感じております。」
📌 ワンポイント:
“お給料”という単語を出さなくても、給与を重視していることは伝わります◎
❌ NG例②:「前職より時給が高かったから」
💭 ぱっと見の印象:
→ 比較だけで動いてる印象に。あと正直すぎてちょっとガツガツ感も…
✅ 改善例:
「これまでの経験を活かせる環境で、適正な評価を受けながら働きたいと考え、待遇面にも納得感のある貴院に魅力を感じました。」
📌 ワンポイント:
“自分をちゃんと評価してくれる職場を探している”という建設的な理由に置き換えよう!
❌ NG例③:「福利厚生が充実してたのでとりあえず応募しました」
💭 ぱっと見の印象:
→ 受け身・やる気がないように見える!「とりあえず」もかなりマイナス…。
✅ 改善例:
「福利厚生が整っている点に安心感を覚え、長期的な視点で働ける環境を探していた自分に合っていると感じました。」
📌 ワンポイント:
“とりあえず”→“自分の働き方に合っている”へ!前向きに言い換えるだけで印象が激変します◎
❌ NG例④:「高収入の職場を探していて、条件が合ったので」
💭 ぱっと見の印象:
→ “お金さえ良ければどこでもいいの?”と思われるリスク大!
✅ 改善例:
「これまでの働き方を見直す中で、努力が正当に評価される環境を重視するようになりました。条件が整っている貴院で、自分のスキルを活かしたいと考えております。」
📌 ワンポイント:
“収入”を“努力の評価”という言い換えにするだけで、意欲が伝わります◎
▶ NG表現まとめ|避けたほうがいいワード集
「お給料が高かったので」
「とりあえず応募しました」
「条件がいいから」
「前より時給が高い」
これらの表現は本音ではあっても、そのまま使うと誤解されやすいです。
言ってることは間違ってなくても、「伝わり方」が惜しいんですよね。
▶ 大事なのは、「自分らしい動機」に“ちょっと工夫”を加えること
「給料がいいから働きたい」っていうのは、
決して悪いことでも恥ずかしいことでもありません。
でも、“そのまんま”で伝えると、誤解されることもある。
だからこそ、少しだけ言い方を工夫して、あなたの考えや背景が伝わるように整えることが大切なんです◎
次章では、こうした“志望動機迷子”から抜け出したいときに頼れる方法をご紹介します♪
第5章|志望動機に悩んだら、ひとりで抱え込まなくて大丈夫
ここまで読んで、「なるほど、伝え方でこんなに印象が変わるんだ…」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
でも同時に、
「自分のケースだと、どんな言い換えがいいのかな?」
「この職場に対して、どういう言い方をしたら伝わるんだろう…」
と、悩んでしまうこともありますよね。
実際の転職活動って、書類や面接だけじゃなく、求人選びの時点からすでに悩みポイントだらけ。
しかもそれを、ひとりでこなそうとすると、けっこうしんどい。
そんなときは、プロに頼るのもアリです◎
転職のプロであるキャリアアドバイザーなら、
あなたの本音(「正直、給料重視で探してます」)を受け止めたうえで、
「じゃあ、その希望がちゃんと叶いそうな職場、こちらです」と紹介し、
「志望動機の添削や面接対策」まで、まるっとフォローしてくれます。
つまり、“伝え方”の部分まで一緒に考えてくれる存在。
「遠慮しないで、自分の希望を言っていい」って思える場所へ
転職って、つい我慢しがちになったり、
「文句ばっかり言ってる自分ってどうなんだろう…」って落ち込んじゃったりしますよね。
でも本当は、
あなたが自分の生活と気持ちを大切にしながら、納得できる働き方を選ぶことは、何も悪くない。
その想いをしっかり言葉にして、ちゃんと伝える。
そのお手伝いが、私たちナースハーバーの役目でもあります◎
看護師の転職ならナースハーバーへ
ナースハーバーでは、「お給料が大事」「働き方を見直したい」
そんな現実的な悩みや希望にも、しっかり寄り添います。
「志望動機、どう書けばいいの?」
「今より条件いいところって、あるの?」
そんな相談もぜんぶOKです◎
\まずは気軽に相談してみませんか?/
無理な押しつけは一切なし。
あなたのペースに合わせて、いっしょに転職を考えていきましょう🌸
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