看護助手給与調査 11月版
【2025年11月号】看護助手の希望賃金、3ヶ月ぶりの上昇へ｜市場に明るい変化も
1. 求職者の希望賃金、わずかに持ち直し
最新データの看護助手の希望賃金平均は219,130円。
前月（221,458円）からはやや減少したものの、2ヶ月続いた下落傾向が止まり、3ヶ月ぶりに上昇へ転じました。
とはいえ、依然として7月のピーク（222,292円）には届かず、やや慎重な動きも見られます。
✍️ ポイント：希望額は「戻り基調」だが、夏のピークにはまだ届かず
※令和4年11月の求職者希望賃金平均額は、前後月と比較して大きく上昇していますが、データ母数が少なかった可能性や一部の高額希望者の影響によるものと考えられます。全体傾向を把握する際は、複数月の平均や流れを併せてご確認ください。
2. 求人賃金は過去最高値を大幅更新！
今回、特に注目すべきは求人賃金の最高値が250,720円まで上昇した点です。
これは神奈川県で過去に観測された最高値であり、前月比＋約12,000円の大幅上昇。
ここにきて「看護助手職の重要性」や「即戦力人材へのニーズの高まり」が一層強まっている様子がうかがえます。
📈 ここが注目：過去最高の求人額は“年末採用強化”の兆し？
3. 最安値も上昇。全体的に底上げ傾向
求人賃金の最安値も205,888円と、前月の202,870円からアップ。
最安値が上がるということは、低賃金の求人が減りつつあるという意味でもあります。
条件の良い求人の比率が増えてきている可能性が高く、「選べる」状況にある今こそ、動き出すチャンスかもしれません。
4. 転職市場は「年末モード」突入へ
この時期は、ボーナス支給後の退職や年度替わりに向けた人員補充などで、12月〜1月に向けて求人が活発になる傾向があります。
今回のデータにもその兆候が表れており、「採用の熱」が静かに高まってきているといえるでしょう。
💡 看護助手として転職を考えている方へ
今月の相場からは、求人側の熱意と、求職者の慎重さのバランスが見てとれます。
だからこそ、条件交渉もしやすく、選択肢が豊富な今の時期は狙い目です。
年末〜年度初めに向けて動き出すなら、「今」からの準備がカギになりますよ🕊️
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希望額の推移や季節ごとの傾向を振り返る参考にどうぞ。
参考文献：厚生労働省 神奈川労働局「求人・求職バランスシート【職業安定課】令和6年度～令和3年度」(2025年11月04日参照)
※本データは、神奈川県労働局が公開している「求人・求職・賃金バランスシート（看護師／カテゴリ：37保健医療サービス職業従事者）」をもとに、令和3年4月〜令和7年11月の期間で集計し弊社独自で作成したものです。
※掲載している金額は平均値・最高値・最安値であり、すべての求人に該当するものではありません。あくまで目安としてご覧ください。
※実際の求人条件は個別に異なりますので、詳細についてはお気軽にご相談ください。
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