もう悩まない!看護師の履歴書「自己PR」完全マニュアル【例文20個付き】

転職のときに必ずと言っていいほど書く「履歴書」。
その中でも、ちょっと悩みがちなのが《自己PR欄》ではないでしょうか。

「志望動機とどう違うの?」
「どんな内容を書けばいいの?」
「そもそも自己PRって必要?」

そんな疑問にお答えしながら、好印象を与えやすい自己PRの書き方や、すぐに使える例文をたっぷりご紹介します。


あなたの魅力がきちんと伝わる履歴書になるよう、一緒に準備していきましょう♪

 

自己PRってなにを書くところ?

自己PRは、履歴書の中でも**「わたしって、こんな人です」**を伝えるための欄です。
いわば、自分の“看護師としての魅力”をアピールする場所です🌼

 

でも、いざ書こうと思うと…

  • どこまで書いていいの?

  • 自慢っぽくならない?

  • なにを書けば正解なの?

と悩んでしまう方も多いはず。

 

大丈夫です!自己PRは「すごい実績」じゃなくてもいいんです◎
現場で大切にしてきた想いや、日々のちょっとした積み重ねでも、じゅうぶん魅力的なアピールになります。

 

たとえば…

  • 体調の変化にすぐ気づける“観察力”

  • 患者さんとの距離感に気を配る“コミュニケーション力”

  • チーム内で自然と調整役になれる“協調性”

  • 忙しい中でも段取りよく動ける“マルチタスク力”

 

などなど、どんな職場にも活かせる「看護師力」はあなたの中にきっとあります✨

 

📌ワンポイント

「私は●●が得意です」だけで終わらず
「その強みをどう活かせるか」まで書くと、説得力UP!

 

このあとご紹介する例文を参考にしながら、
“あなたらしさ”が伝わる自己PRを一緒に作っていきましょう🕊️

 

志望動機との違いは?

「志望動機と自己PR、なんだか似てる気がする…」という看護師さん、多いと思います。

どちらも“自分のことを伝える”欄ですが、目的がちょっと違うんです。

 

📝 志望動機は…

  • なぜその職場を選んだのかを書く

  • 応募先への想いや共感を伝える

  • 「この職場で働きたい理由」を伝える場所

 

💬 自己PRは…

  • 自分の強みや特徴を書く

  • スキルや人柄を伝える

  • 「こんな私なら活躍できます!」というアピールの場

 

🌼たとえば、こんなふうに書き分け!

志望動機

「地域に根ざした医療に取り組まれている点に惹かれ、安心して通える場づくりを大切にしている貴院で働きたいと考えました。」

自己PR

「急性期病棟での経験を活かし、患者様の小さな変化にいち早く気づき、迅速に対応できる点が強みです。職場でも相談しやすい雰囲気づくりを意識しています。」

 

💡ポイント

志望動機=“気持ちの伝え方”
自己PR=“わたしの特徴・強み”
と覚えておくと、書き分けしやすくなります◎

👉志望動機の書き方はこちら!

 

看護師の自己PR|そのまま使える例文3選

ここでは、実際に履歴書に使える例文をご紹介します♪
ご自身の経験に置き換えてアレンジして使ってみてくださいね。

 

① 急性期での観察力をアピールする場合

急性期病棟で3年間勤務し、バイタルサインの微細な変化にも気づける観察力を養いました。
医師や他職種との連携を大切にしながら、患者様の小さなサインも見逃さないよう心がけています。今後もこの力を活かし、安全で安心な看護を提供していきたいと考えています。

急性期・病棟勤務の経験をアピールしたい方におすすめ!

 

② 外来でのコミュニケーション力をアピールする場合

外来での勤務を通じて、患者様との信頼関係づくりの大切さを実感しました。
年代や症状もさまざまな患者様と関わる中で、状況に応じた声かけや接し方を工夫し、安心感を持ってもらえるよう努めてきました。人と関わる力を今後も磨いていきたいです。

外来・クリニック勤務経験者さんにぴったり!

 

③ 子育てとの両立をアピールする場合

子育てをしながら勤務してきた経験を通して、時間の使い方や業務効率を常に意識するようになりました。
限られた時間の中でもミスなく、チームと協力しながら動けるよう心がけています。これからも家庭と両立しながら、患者様にもスタッフにも寄り添える看護を続けたいと思っています。

両立の工夫やマルチタスクをアピールしたい方におすすめ!

 

④ 訪問看護での柔軟な対応力をアピール

訪問看護ステーションで働く中で、利用者様の生活背景や個別ニーズに合わせた柔軟な対応力を養いました。
予定通りに進まない場面でも落ち着いて優先順位を判断し、その場その場に応じた看護を提供するよう心がけています。
今後も、在宅医療において“暮らしを支える看護”を実践していきたいです。

訪問看護・在宅医療経験者さんにおすすめ

 

⑤ 介護施設でのチームケアをアピール

介護施設にて高齢者の方と長く関わる中で、医療面だけでなく生活全体を支える看護の大切さを学びました。
介護士や栄養士、リハビリスタッフなど他職種と協力しながら、チームでの包括的ケアを心がけています。
ご本人の“らしさ”を尊重したケアを今後も大切にしていきたいです。

介護施設・老健などの経験がある方にぴったり

 

⑥ プリセプター経験をアピール

プリセプターとして後輩指導を担当した際には、自分の看護を見つめ直す良い機会になりました。
相手の理解度や性格に合わせた伝え方を意識し、チーム全体で育てる関係づくりにも努めました。
今後も、チームの一員として思いやりのある職場づくりに貢献していきたいです。

指導経験・教育係を担った方におすすめ

 

⑦ 未経験分野への挑戦を前向きに伝える

これまで病棟看護が中心でしたが、新たに地域密着のクリニックでの勤務に挑戦したいと考えています。
柔軟に学び、分からないことは積極的に質問する姿勢を大切にしており、環境の変化にも前向きに取り組むことができます。
新しい環境でも、誠実に学びながら貢献していきたいです。

キャリアチェンジ・未経験分野を目指す方に◎

 

 

⑧ 業務の効率化・段取り力をアピール

業務の中では、常に「いま何が最優先か」「どこで手が空くか」を意識し、効率的に動けるよう心がけています。
タイムマネジメントに自信があり、忙しい中でも記録や申し送りの遅れがないよう工夫しています。
今後も、限られた時間の中でも質の高い看護を提供していけるよう努力を続けたいと考えています。

段取り力・スピード感を活かしたい方にぴったり

 

⑨ ブランクからの復帰を前向きに伝える

育児のため一度現場を離れていましたが、改めて看護の仕事に戻りたいという気持ちが強くなり、復職を決意しました。
ブランク明けの不安もありますが、基礎から丁寧に見直す姿勢を大切にしながら、まわりと協力して働きたいと思っています。
新しい環境でも素直に学び、貢献できるよう努力してまいります。

育児・介護などで離職後の方に◎

 

⑩ 夜勤対応や体力面をアピール

これまで三交代・二交代の夜勤業務を含めてシフト勤務を継続してきました。
長時間勤務でも集中力を切らさず、体調管理を意識して働くことで、患者様に安定したケアを提供できるよう努めています。
今後も、変則勤務に柔軟に対応しながら責任ある看護を続けていきたいと考えています。

夜勤ありの病棟などでアピールしたい方に!

 

⑪ 中堅ナースとしての立ち位置を伝える

現職では5年目を迎え、後輩指導や委員会業務などを任されるようになりました。
これまでの経験をもとに、現場のバランスや雰囲気にも気を配りながら、チームの“中間支柱”として動けるよう意識しています。
今後も、周囲と信頼関係を築きながら、質の高い看護を提供してまいります。

中堅ナース・中間管理の立場の方におすすめ

 

⑫ 資格や専門性を活かす方向でアピール

認定看護師(皮膚・排泄ケア)としての資格を活かし、褥瘡ケアやストーマ管理など専門的な看護に携わってきました。
患者様のQOLを意識したケアや、スタッフへの指導も経験しており、今後もチーム全体の知識共有に貢献していきたいと考えています。

認定・専門看護師や資格持ちの方にぴったり

 

 

⑬ ミスの少なさや丁寧な仕事ぶりをアピール

どんなに忙しくても確認作業をおろそかにせず、ヒヤリ・ハットやインシデントを未然に防ぐ意識を持って勤務しています。
記録や点滴管理などでも「安心して任せられる」と言われることが多く、丁寧な対応には自信があります。
今後も、正確性と信頼性を大切に看護を続けたいです。

ミスなく着実に仕事を進めてきた方に◎

 

⑭ 患者さんとの関係づくりを大切にしている

初診で不安そうな患者様やご高齢の方にも、丁寧な声かけや笑顔を大切にしてきました。
「話しやすい」「安心する」と言っていただけることが多く、関係づくりの中でケアの質も高まると実感しています。
今後も“その人らしさ”に寄り添える看護を目指していきたいです。

人間関係重視・接遇が得意な方に◎

 

⑮ 救急対応のスピード感と判断力をアピール

救急外来では、常に状況判断と素早い対応が求められました。
トリアージや搬送対応など経験する中で、冷静に判断しながら動ける力が身についたと感じています。
今後も、急変時にも落ち着いて動ける力をチームの中で活かしていきたいです。

救外・急性期・ER経験者さんにおすすめ

 

⑯ 新人時代の失敗経験から学んだことを前向きに

新人時代、うまくいかなかった点滴管理の失敗をきっかけに、手技や報連相の重要性を深く学びました。
それ以降、同じミスを繰り返さないよう復習や声かけを徹底し、失敗を学びに変える姿勢を大切にしています。
今後も、経験を糧に成長していける看護師でありたいと思っています。

誠実な姿勢・成長意欲を見せたい方に◎

 

⑰ ICTや電子カルテの操作が得意

電子カルテや医療機器の操作には比較的慣れており、周囲から「説明が分かりやすい」と言われることが多いです。
業務効率の向上に役立つよう、ちょっとした時短技やマニュアル作成にも取り組んでいます。
今後も、現場のIT活用に貢献できればと思っています。

事務処理・IT系に強い看護師さんにおすすめ!

 

⑱ 柔らかい雰囲気・場づくりが得意

もともと柔らかい雰囲気だと言われることが多く、患者様やご家族が話しやすい空気づくりを意識しています。
急性期でピリつきやすい場面でも、クッション役になれるように声かけや立ち振る舞いに気を配っています。
安心感のある空間づくりに今後も貢献していきたいです。

雰囲気づくり・空気を読む力をアピールしたい方に◎

 

⑲ 短期間でも濃い経験を積んだことをアピール

勤務期間は1年未満でしたが、重症度の高い病棟で多くの学びを得ました。
限られた期間でも真剣に取り組み、自信のない技術は必ず復習し、先輩からの助言も素直に受け止めてきました。
次の職場でも、前向きに学び続ける姿勢を大切にしたいです。

在籍期間が短い方の前向きな伝え方として使えます◎

 

⑳ 新人サポートやムードメーカー的な存在をPR

現職では「相談しやすい先輩」として、新人さんからよく声をかけてもらえる存在でした。
チームがギスギスしないような空気づくりや、困っている人に自然と声をかけられることが強みだと思っています。
今後も、居心地のいい職場づくりに貢献したいです。

人間関係の橋渡しができる方、ムードメーカータイプに◎

 

 

自己PRを書くときのコツ5つ

例文を見て、「なんとなく書けそうかも…!」と思った方もいれば、
「うーん、まだピンとこないなぁ…」という方もいるかもしれません。

でも大丈夫。自己PRは、ちょっとしたコツをおさえるだけでグッと書きやすくなりますよ◎
ここでは、履歴書に書くときに意識したい5つのポイントをご紹介します♪

 

 ① 強みだけで終わらせない

「●●が得意です」だけで終わると、ただの自己紹介になってしまいます。
“その強みを職場でどう活かせるか”まで書くと、実践的で説得力のある自己PRになります✨

 

 ② 数字や具体例でリアルに

「長く勤めてきました」より「5年間、急性期病棟で勤務してきました」
「業務に慣れています」より「入職後1ヶ月で夜勤に入れるようになりました」など、
数字や具体的な行動を入れると、読み手のイメージがしやすくなります。

 

 ③ ネガティブな表現は避けよう

「未熟ですが」「自信がありませんが」など、
つい謙遜して書きたくなる気持ち、すごくよくわかります🥲

でも履歴書はあなたの“魅力”を伝える場所。
遠慮せず、前向きな言葉で表現してOKです◎

 

 ④ 5〜7行が読みやすい目安

長すぎると読みにくく、短すぎると内容が薄く見えてしまうことも。
5〜7行くらいを目安に、コンパクトにまとめましょう♪

 

 ⑤ 仕上げの「印象ワード」を入れてみる

最後の一文に「これからも〜していきたいです」「〜を大切にして働きます」といった前向きな意思を入れると、文章全体がキュッと締まります🕊️

 

🌸まとめポイント
自己PRは「自慢話」ではなく、「わたしの強みって、こんなふうに役立てますよ」の気持ちで書くとスッと自然に伝わります。

 

Q&A|よくある自己PRの悩みを解決!

自己PRって、いざ書こうと思うと「これでいいのかな…」って不安になりますよね。

ここでは、よくいただくお悩みにお答えしながら、モヤモヤをスッキリ解消していきます🌷

 

Q. 書くことが思いつきません…

A. 当たり前の中にこそ、あなたの“強み”があります!

「特別なエピソードがない…」という方でも大丈夫。
たとえば、

  • 患者さんに「あなたでよかった」と言われたことがある

  • 記録や申し送りを丁寧にしている

  • 笑顔を絶やさずに対応している

こうした日々の積み重ねが、じゅうぶん立派な自己PRになります◎

 

Q. 志望動機と似た内容になってしまいます…

A. “気持ち”と“行動”で分けるとスッキリ!

志望動機は「なぜその職場を選んだか」、
自己PRは「自分の強みをどう活かせるか」を書く欄。

かぶるのはOKですが、
たとえば志望動機では“共感ポイント”、自己PRでは“できること”にフォーカスすると、うまく書き分けられますよ✍️

 

Q. 自己PR欄は空欄のままでも大丈夫?

A. できれば何かしら書いたほうが安心です◎

「何も書いていない=やる気がない?」と思われてしまう可能性も。
短くてもいいので、自分らしい言葉で1〜2行でも入れておくのがおすすめです✨

 

Q. ブランクがあるけどどう書けばいい?

A. 不安はあって当たり前。だからこそ“学ぶ姿勢”を伝えて◎

たとえば、「ブランクがあることに不安はありますが、基礎から丁寧に学び直す気持ちで取り組みます」といった一文を添えるだけでも、印象がガラッと変わります🕊️

 

Q. 盛りすぎ・自慢っぽくなりませんか?

A. 「できる自分」より「役立てたい自分」を意識すると◎

「私すごいでしょ!」よりも、
「こういう力を、職場でこんなふうに活かせたらと思います」といった書き方にするだけで、自然で好印象なPRになります✨

 

 ちょっとした言い回しや構成で、自己PRはグッと伝わりやすくなります。
自信がない方こそ、やさしく・誠実に書いてみてくださいね。

 

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